噛む子は育つ

みなさん何の不安もなく噛めてますか、しっくり噛めない、強く噛めないなどなど心配ごとはありませんか。
「寝る子は育つ」という言葉がありますが、われわれの業界では「噛む子は育つ」という認識でいます。
かつては、ひとくち３０噛みと言ったものですが、最近ではそんな歯ごたえのあるものを積極的にとるということが少なくなってるのが影響してるかもしれません。
しっかり噛むことによる効能として、以下のことが挙げられます。

食物の消化促進

食物を十分にかみ砕くことで、消化酵素の働きを助け栄養素の吸収を改善

歯の健康維持

歯を刺激することで、歯周組織の強化や歯垢の除去を支援

食事満足感の向上

食事をゆっくり噛むことで、満腹感を早めに感じ、食事の過剰摂取を防ぐ

食べ物の味わい深さ

食べ物をよく噛むことで、味わいや風味を十分に楽しむことができる

食事時の時間を楽しむ

食事を急いで摂らず、ゆっくりと楽しむことでストレス軽減につながる

口腔筋力の向上

しっかり噛むことで、口腔筋の発達を促進し発音能力を向上させる

食べ物の安全性

食べものを十分に噛むことで、窒息や誤飲のリスクを減少させる

食物の消化促進

しっかり噛むことにより唾液腺が刺激され唾液からアミラーゼという酵素が出て消化を助けます。

歯の健康維持

しっかり噛み、歯に刺激を与え続けることによって歯とあごの骨の間にあるクッションのような歯根膜（しこんまく）という組織が刺激されます。
さらに歯が埋まっている歯ぐきやあごの骨までもが刺激され周囲の血液循環もよくなることがわかってます。

食事満足感の向上

食事をゆっくりしっかり噛むことで、満腹感を早めに感じ満腹中枢を刺激し満腹感を得やすくなり食べ過ぎを防ぐことになります。

食べ物の味わい深さ

よく噛むことでしっかり味わうことができますし楽しく食事をすることが認知機能、すなわち判断や理解、推論といった維持につながります。