8020推進財団研究事業の27年度資料です。
「口臭が気になる人」を年齢別に見ると下記のようになります。
1位 40-49歳 66.6%
2位 50-59歳 54.8%
3位 30-39歳 52.3%
4位 20-29歳 44.4%
5位 70-79歳 31.3%
また、「口の渇き」についてもデータがありましたので記載しておきます。
1位 70-79歳 20.4%
2位 50-59歳 16.2%
3位 30-39歳 15.6%
4位 20-29歳 15.3%
5位 40-49歳 14.2%
口臭と口渇の関係性
お気づきでしょうか?
口臭と口渇は1位と5位が入れ替わって後の順位は同じなのです。
このデータ、意外とスルドいんです。
実は口臭の強弱と唾液の質や量はかなり関係があります。
40代が口臭を気にする年代ナンバー1なのは、男性なら加齢臭が出やすい年代、女性では更年期障害が出やすい年代だからでしょう。
口渇は圧倒的に70代が多いのは喪失歯が多いことと顎の筋肉が弱ることが原因でしょう。
注目は20代より70代の方が口臭が気にならない事です。
70代が口臭を気にならないと答えたのは、かなり強めの口臭が出ているからだと推察します。
不思議に思うかもしれませんね。
なんでこの人、こんなに口臭強いのに口臭を気にしないのだろう?と思ったことありませんか?
これは口と鼻(鼻腔)が繋がっており、口臭発生すると嗅覚をダイレクトに刺激するのです。
しかもこの嗅覚は強い刺激を受け続けると機能が弱る性質を持っています。
これを嗅覚疲労と言います。
口臭が強く発生し続けると自分では分からなくなるのです。
ですから口臭を指摘されるときは必ず青天の霹靂で油断した時なのです。
最後に
口臭予防は唾液が大切です。
良い質の唾液を常に出せるかにかかっているのです。