芸能人など歯が白い人がメディアに多く出ていますよね。それをみて、自分もホワイトニングをして歯を白くしたいと思う方は女性だけではなく、今では男性も増えてきています。
今回はホワイトニングについてお話しします。
歯に色がつく原因にはどのようなものがあるの?
歯に色がつく原因としては、たばこのヤニやコーヒー、紅茶などいわゆる生活習慣に関係する着色と、テトラサイクリン歯という幼少期のときにテトラサイクリンという抗生物質により歯が変色してしまうというような歯の変色などがあります。
どうやって歯が白くなるの?
ホワイトニングの薬剤の成分(過酸化尿素や過酸化水素)が歯の表面の膜であるペリクルを分解して歯の中に浸透することで歯を白くしていきます。歯の表面の膜がなくなってしまうので、ホワイトニング後の24時間は逆に歯に着色が付きやすい状況となります。
白くなるのには個人差があります
ホワイトニングをしても、効果があまりなかったという方もいますし、すごく効果があったという方もいて個人差があります。
フッ素入りの歯磨剤を使用している人は、フッ素が歯にホワイトニング剤が浸透するのを阻害するという作用があるために、効果が得られにくいことがあります。
また、当然かぶせ物をしている歯は、本来の自分の歯ではないので白くなりません。
ホワイトニングができない人っているの?
妊娠している方や、授乳中の方、無カタラーゼ症(過酸化水素を分解することができないので体内に残ってしまう)の方、象牙質形成不全などの方はホワイトニングを行うことができません。
また、神経のない歯のホワイトニングは普通のホワイトニングと方法がちがうので、歯科医師に相談してみてください。
気を付けてもらいたいこと
先ほどもお話ししましたが、ホワイトニング後24時間はペリクルが形成されないため着色がつきにくい状況となっています。
そのため、色の濃いもの(コーヒー、ワイン、ケチャップ、など)は避けたほうが良いでしょう。食事をするときはなるべく白いもの(ごはん、食パン、牛乳など)を食べるようにしましょう。また、知覚過敏の症状が出る方がいます。その時は無理せずにかかりつけ医に相談しながらホワイトニングを行うようにしましょう。
効果はどのくらい持続するの?
ホワイトニングの効果は、オフィスホワイトニングで3~6か月、ホームホワイトニングでは1年程度と言われています。定期的に歯科医院でPMTC(歯面の清掃)などを受けることでも効果の持続が変わってきます。
気になる方は一度相談を!!
最近ではセルフホワイトニングなどもありますが、ホワイトニングをしてみたいと思っている方は、まずはホワイトニングを行っている歯科医院などに相談してみてください。