従来、日本でのフッ化物配合歯磨き剤のフッ化物濃度は1,000ppm以下に規制されてました。
一方、世界基準は1,500ppm以下となっており、米国のとある地域の研究でフッ化物1,500ppm配合歯磨き剤のほうが1,000ppmと比べ2割以上虫歯予防効果があったことから、わが国でもようやく2017年から1,000ppmという規制値に変わりました。
近年では市販品でも1,500ppm配合のものが多く発売されてるようです。
せっかく日本もフッ化物濃度がworld standardになったというのに、実は市販品の歯磨き剤の多くは配合されてるフッ化物濃度の記載がされてないという事実があります。
一般の方が購入する時のひとつの目安として記載してもらいたいでと考えてるのは考えてるのは私だけではないと思います。
近年の研究結果や国際的な推奨基準から日本口腔衛生学会ほか3学会が合同で「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」を発表しました。
たとえば、歯が生えてきてから5歳までの推奨される歯磨剤のフッ化物濃度は500から1000ppmへ変更など・・。
フッ化物濃度が高いほどむし歯予防効果も上がりますが、飲み込むリスクも考慮し年齢別の推奨となってます。