スウェーデンと聞くと美しい自然や透き通った空気、ブロンドの髪の毛などをイメージする人が多くいるのではないでしょうか。
実はスウェーデンは世界で最も虫歯・歯周病が少ない国って知っていましたか?
それにはどのような理由があるのでしょうか。
スウェーデンは年齢を重ねても歯がしっかり残っている
日本の厚生労働省の統計によると、80歳の日本人の平均的な残存歯数は、上下合わせて10本前後程度とされています。
その反面スウェーデンの80歳の平均残存歯数は25.5本と言われています。
親知らずを含めない歯の総数が28本なのでほとんどの歯が残っているということです。
スウェーデン式歯磨きって?
スウェーデン式歯磨きは、虫歯予防に効果のあるフッ素をできるだけ長く口腔内に残すというものです。
フッ素濃度の高い歯磨剤で歯磨きを行った後、お口をゆすがずにフッ素を口腔内に停滞させます。
そのため高い虫歯予防の効果が発揮できます。
効果を得るためのポイント
歯磨きを行う際は、フッ素の多く入った歯磨剤を使用し、歯全体的にいきわたるようにブラッシングするようにしましょう。
普通にブラッシングした後に、歯磨剤を塗り付けるように歯全体的にいきわたらせるダブル磨きなどを行うと効果的です。
ブラッシング後うがいはしない
歯磨きをした後はうがいをせず、お口の中の唾液や泡を吐き出す程度にしてください。
口の中が気持ち悪い場合は少量の水で1回うがいしてもかまいません。
ブラッシング後の飲食は時間を空ける
ブラッシング後はフッ素の効果を得るために、最低でも30分は飲食を控えましょう。
せっかくフッ素を口腔内にいきわたらせたのに、流れてしまってはもったいないですよね?
どのような歯磨剤を選べばいいの?
歯磨剤を選ぶときはフッ素濃度を気にして選びましょう。大人は950ppm以上のものを選ぶと良いでしょう。
子供の場合フッ素濃度が高すぎるとフッ素症の症状が出ることがあるため子供では1000ppm以下のものを選びましょう。
また、うがいをしないので、泡立ちの少ないものを選ぶと良いかと思います。
80歳を超えても自分の歯で!
歯を大切にする意識をもつことで80歳を超えてもご自身の歯でしっかり噛むことができます。
スウェーデン式歯磨きをやってみるのも良いかと思います!