前歯の歯並びを治したいのになぜ親知らずの抜歯を勧めるのですか?

前歯の歯並びを治したいのになぜ親知らずの抜歯を勧めるのですか?

結論から申し上げると親知らずが奥からものすごい力で押して前歯に伝わるので前歯がガタガタになったりするからです。
私自身がこれで苦い目に遭っていますので、皆様には同じ失敗をしないでいただけたらと思っています。

今は大丈夫だとしても、時間の経過とともに親知らずに押されて多くの歯がドミノ倒しのように前方に移動してさらに前歯の歯並びが悪くなってしまうケースが現実として非常に多いのです。

歯並びをきれいに保つためには、親知らずを抜いて奥歯をきちんと安定させることが大切です。

もともと歯並びが良かった方であっても、12~13歳頃から親知らずが次第に大きくなり、18歳以降で歯並びが急に悪くなって、当院に来られるケースが最近非常に増えています。

ですから、すでに歯並びに問題のある方はなおさら早めに親知らずを抜かないと歯並びがより悪化する可能性が高いのです。

個人的には一日も早く親知らずは抜いて欲しいと思います。
しかし、抜くのは口腔外科の先生ですので、抜歯の時期は口腔外科の先生の指示に従ってください。

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