インビザラインと他の矯正との違い

インビザラインと他の矯正との違い

インビザラインは世界で最もメジャーなマウスピース型矯正装置で、すでに1400万人を超える治療実績があります。

しかし、日本でインビザライン治療が可能になったのは米国から7年遅れのため、日本では従来型のワイヤー矯正がいまだに主流です。

普通のマウスピース矯正では歯と歯ぐきの情報だけでマウスピースをつくります。

インビザラインの最高グレードでは、歯の根や骨の状態が明示された状態でマウスピースを設計できます。
普通のマウスピース矯正では、CTレントゲン情報を利用できないので、歯の根や骨がどういう状態なのかを推測しながら歯科医が勘を頼りにマウスピースを設計しないといけません。

インビザラインの最高グレードであれば、歯の根の先まで見えるので、歯が骨から出たり、歯の根が隣の歯の根とぶつかったりするような事故を未然に防ぐことができます。

「インビザライン矯正=AIがマウスピースを設計する全自動治療」のイメージが先行していますが、実は違います。

インビザラインドクターは、クリンチェックというアプリで、患者様のCTレントゲン情報とお口の中のスキャンデータという二つのデジタルデータを統合して、マウスピースの設計図を作ります。(注:インビザラインGOではCTレントゲン情報は使用できません)

そしてインビザライン社がこの設計図通りにマウスピースを作成しますので、本当の意味でのオーダーメイド治療が可能になりました。

インビザラインはワイヤーを使わずにマウスピースで精密にゆっくりと歯を動かして、歯並びを改善する「全く新しい矯正装置」です。

インビザライン装置の主なメリット

  1. 0.1mmの単位でゆっくりと弱い力で動かすので、歯ぐきに優しく痛みがほとんどありません。
  2. マウスピースは目立ちにくく、装着していても気づかれることはほぼありません。
  3. マウスピースは食事や歯磨きの際に取り外して洗えるため、口の中の衛生状態を良く保ちやすいです
  4. 歯の幅を0.01mmまで正確に測定可能なので、適切に歯の幅をヤスリで削って小さくすることで従来のワイヤー矯正で小臼歯を抜歯していたケースの多くが抜かずに治療できるようになりました。
  5. インビザラインの最高グレードである「インビザライン コンプリヘンシブ」を使えば、CTの情報を組み込んだ精密で安全なマウスピースを設計することができます。
    これは他社のマウスピース装置やワイヤー矯正装置にはない決定的に優れたポイントです。
  6. ワイヤー矯正装置と比べて壊れる確率が低く、固定式装置のようなトラブルはなく、違和感も少ないです。
  7. ワイヤー矯正では、まず歯のねじれを取り、前歯のかみ合わせを浅くしてから顎間ゴムを使用するといういったステップを踏んだ治療になり、どうしても期間が長くなりがちです。
    インビザライン装置の場合は、最初から顎間ゴムを使用することができる上に、それぞれの歯を同時にいろんな方向に正確に動かすことができるため、治療期間がかなり短縮されます。
  8. ワイヤー矯正装置の場合、顔に衝撃のあるようなスポーツや楽器の演奏はよくありませんが、インビザラインでは可能な場合が多いです。
  9. インビザライン装置は歯を目的の場所へダイレクトに移動できるため、余計な歯の移動を減らすことができ、治療期間も短く、生体に優しい治療ができます。
  10. インビザライン装置はデジタル化されているため、治療の進行具合のモニタリングが容易です。治療が計画通り進んでいない場合はマウスピースが合わなくなるので、発見も容易です。
  11. ワイヤー矯正の場合、歯の移動を行うと歯の根の先が短くなることがありますが、インビザライン治療の場合はそのリスクが比較的小さいです。
  12. MRIを撮影する時もワイヤー矯正装置のように一旦外して治療が中断することがありません。

インビザラインのデメリット

① ワイヤー矯正でもそうですが、大人の場合、歯を取り囲む骨や筋肉が元の悪い歯並びに合わせて完成しています。

ですので保定装置がないと骨や筋肉が歯を元の位置へと戻そうとします。ですから保定期間は非常に長期になり、夜間はずっと保定装置を入れていただく必要があります。

お子様の場合は、歯を取り囲む骨や筋肉は歯並びを整え終わってから完成します。

お子様の場合は、新しい環境に沿った骨や筋肉となるため、大人に比べると保定期間は短くなります。

② ワイヤー矯正でもそうですが、かみ合わせが変化していくので一時的に咬みにくくなります。

お子様もかみ合わせが変化するのですが、顎全体が成長している時期のため、大人よりずっと適応力が高く、一時的に咬みにくくはなるのですが、大人より違和感を感じません。

治療計画が正しければ、安全なインビザライン治療ですが、歯を動かす以上リスクはあります。

インビザラインの利点と可能性

生体に最適な弱い力でゆっくりと精密に

患者様にとって「目立たない」「痛くない」というメリットに加えて、インビザライン装置には、「歯をいろいろな方向へ精密にゆっくりと動かすことができる」という利点があります。

成人は骨格が固まっており、骨を大きくすることがほぼできません。

また歯ぐきが健康でない場合も多いため、歯が骨から出ないように繊細かつ正確に動かす必要があります。

インビザラインの最上位版のコンプリヘンシブでは、CTレントゲン情報を組み込んだシミュレーションを利用していろいろ検証しながらマウスピースを設計できるので安全確実です。

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