最近ではタバコの体への悪影響などがTVやCMなどで取り上げられ、タバコを吸う人も少なくなってきています。
しかし、たばこをやめられない人も多くいます。
中には電子タバコという新型のタバコを吸う人が多くなってきています。
電子タバコとは
従来の紙巻きのタバコと比べて、体への害が少なく、体に優しい電子のタバコです。
電子タバコは火を使わないため、煙も少なく、灰も出ません。
タバコの葉あるいはその成分を詰めたものを加熱し、気体にしたものを吸入します。
日本では薬事法のため、ニコチンの入った液体は販売されません。
そのため日本ではタバコの葉の成分を摂取するプルームや、iQOS(アイコス)といった製品が販売されています。
電子タバコを吸うことでお口の中の影響はあるのでしょうか
従来の紙巻たばこを吸っていた人の中には、歯につくヤニなどの汚れで歯の黄ばみを気にしていた人は多くいたのではないでしょうか。
しかし、電子タバコは歯にヤニがつきません。
なぜ電子タバコだとヤニがつかないの?
ヤニの原因はタバコの成分のタールが歯の表面に付着することです。
しかし、電子タバコの場合はこの原因であるタールを含んでいないため、歯にヤニがつかないというわけです。
そのため、よく知られるタバコを吸うと白い壁が黄色くなるという現象も起こりません。
口臭が軽くなった
タバコを吸っている人独特の口臭はなくなるようです。
電子タバコ特有の臭いはありますが、ずっとお口の中に残るわけではなく、しばらくすると臭いはなくなります。
歯周病になるリスクは?
日本人の成人の半数以上が歯周病予備軍といわれています。
その中で、喫煙者の場合はさらに歯周病になるリスクが上がります。
そのため、電子タバコにして歯周病になったというわけではなく、もともとの紙巻きたばこが原因で歯周病になった可能性が高いといわれています。
しっかりとした口腔ケアが大切
紙たばこを電子タバコに変えたから口臭やヤニの問題は解決されますが、歯周病にならないというわけではありませんので、まずはご自身でできるブラッシングからしっかりと行いましょう。
気になることがある場合は歯科医院で的確な処置をしましょう。