虫歯とストレスの関係性についてお話ししていきます。
メンタルストレスと虫歯
虫歯の原因の一つに、ストレスが挙げられます。
人間は、ストレスがあるとグッと歯を食いしばります。
歯を食いしばるとβエンドルフィンと呼ばれる、モルヒネと同じようなホルモンが出ます。
そのホルモンには、痛みが緩和する・免疫力が上がる、という効果があります。
現代ではメンタルストレスにもβエンドルフィンが出ています。
エアコンが出来たりエレベーターが出来たりと、日常生活で我慢をすることがなくなったために、悩みが人間関係に集約されて、かえって現代社会はストレスフルになっています。
食いしばりと虫歯の関係
歯を食いしばるとマイクロクラックと呼ばれるヒビが入ります。
歯と歯の間ばかり虫歯になる人は、日常的に強く食いしばっている人です。
歯軋りだと歯が擦り減りますが、食いしばると歯が縦に割れます。
食いしばると、歯の中では薄くて脆い部分である境目が縦に割れてしまいます。
そして、割れ目からばい菌が入って虫歯になってしまいます。
昔の歯磨き不足の人は表面が虫歯になりましたが、今は歯と歯の間が虫歯になる人が非常に多いです。
子どももストレスによる食いしばりから、歯にヒビを入れて虫歯になっています。
そのため、現代の歯科治療はストレスにフォーカスする必要もあります。
現代社会の虫歯とは
現代社会における虫歯で一番多いのは、生活習慣で楽をしていてメンタルストレスが多い人の歯と歯の間に出来る虫歯です。
歯と歯の間に多く虫歯がある人は、食いしばりや歯軋りをしている可能性が高いので、顎関節症を起こしていたり、難聴や眩暈を併発している人が非常に多いです。
「虫歯」と呼ばれているけれど、それはストレスの症状が歯に現れている病気であったり、自分が免疫力を下げる生活をしていることが原因であったりします。