虫歯の要因と予防のポイント

虫歯の原因となる細菌を総称して“虫歯菌”と呼称しますが、この虫歯菌、実は口腔内の常在菌の一種と考えることができます。

虫歯菌は私たちの摂った食物に含まれる糖分を分解してエネルギーを得ます。そして、老廃物として酸を排出しながら活動します。この酸によって歯が溶ける疾患が虫歯です。

脱灰と再石灰化

脱灰の時間帯が多いと虫歯は進行します!

虫歯菌の出した酸によって歯が溶ける現象が“脱灰”です。
その一方、私たちには歯を修復する能力(自然治癒力)が備わっており、これを“再石灰化”と言います。口腔内では食事のたびに”脱灰”と”再石灰化”が繰り返されているのです。

虫歯菌とバイオフィルム

歯面に付着したバイオフィルム

キッチンの排水口のヌルヌル…
これ実は細菌など無数の微生物の集合体でバイオフィルムと呼ばれています。

お口の中も同様で虫歯菌などの微生物はバイオフィルムを形成します。
※プラーク(歯垢)の塊と考えても間違いではありません。

バイオフィルムは粘性が強く、歯磨きだけではなかなか落とせません。また、成熟すると抗菌物質や免疫細胞を跳ね返す強力なバリアーの役目を果たすようになります。
バイオフィルムの中では歯の再石灰化は期待できないため、虫歯菌の出す酸によって溶けていくばかりとなってしまいます。

予防のポイント

脱灰と再石灰化のバランスの崩れから進行する虫歯ですが、進行度合いには個人差があります。
虫歯の要因は4つあり“歯質や唾液の質”もその1つです。つまり、”虫歯になりやすい”・”虫歯になりにくい”といった虫歯のリスクは人によって異なってきます。

虫歯の要因と予防

虫歯の要因を1つ取り除くことができれば、
虫歯はできません!
とは言っても、歯質や唾液の質・虫歯菌・食事の3つは取り除くことはできません。しかし“脱灰する時間”だけは短くすることができます。
これが虫歯予防の最大のポイントです。

虫歯の予防まとめ

脱灰の時間を減らす努力をしよう!
脱灰の時間を減らして虫歯予防をしましょう!
お菓子を食べたり、ジュースを飲んだり、間食って幸せですよね!
でも、間食は“脱灰の時間を減らします”。だらだらした間食は避けるようにしましょう。

例えば、
食後すぐのお菓子やジュースはOK、寝る前の間食はNG、10時、15時などおやつの時間を決めるなど、
再石灰化の時間を意識しましょう。

バイオフィルムを育てない!

バイオフィルムを育てないことが虫歯予防の秘訣です
歯面にこびりついたバイオフィルム・・・
歯磨きだけで落とせる方はかなりのプロフェッショナルです。
毎日の歯磨きと歯科医院での口腔ケア(定期管理)でバイオフィルムの拡大を抑えていれば、再石灰化が正常に機能するので、虫歯予防はもちろん、歯周病や口臭予防になります。

虫歯を予防する生活習慣を!

虫歯や歯周病は日頃の生活が深く関与する生活習慣病と考えることができます。
食生活の乱れ、お口の衛生状態の良し悪しを振り返り、正せることは直して健康増進に努めましょう。

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