インプラントが抜けたらどうなる?対処法は?

インプラントが抜けたらどうなる?対処法は?

インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込む治療法ですが、いくつかの原因で抜けることがあります。
今回はそんなインプラントが抜ける原因や抜けた場合の対処法についてわかりやすく解説します。

インプラントが抜ける原因

インプラント周囲炎

インプラントが抜ける主な原因は歯周病です。
インプラント治療後のケアやメンテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」という特殊な歯周病にかかってしまい、顎の骨が破壊されるのです。
その結果、インプラントが抜ける、あるいは抜かざるを得なくなるのです。

ちなみに、インプラントは天然歯よりも歯周病のリスクが高くなっているのですが、歯根の周囲に歯根膜という組織が存在していないからです。
また、歯と歯茎の境目付近の構造も天然歯とは少し異なっており、汚れがたまりやすくなっています。
そうした理由からインプラントは歯周病にかかりやすく、完治させることも難しいといえます。

不適切なインプラント手術

また、不適切な方法でインプラントの埋入手術が行われると、治療直後に人工歯根が抜けることがあります。
これは診断に誤りがあったり、インプラントの埋入に失敗したりした場合です。
当院のようなインプラント治療の実績豊富な歯科医院であれば、そうしたリスクを限りなくゼロに近付けることが可能です。

インプラントが抜けた場合の対処法

インプラントが抜けた場合は、まず原因を突き止める必要があります。
インプラント周囲炎などによって顎の骨がボロボロになっていたら、インプラントを再度埋め込むことは難しいです。
入れ歯やブリッジなどの治療法に切り替える必要があります。
手術の失敗によってインプラントが抜けた場合は、無償で再治療を受けられるケースが多いです。
インプラント保証内で人工歯根を埋め直します。

インプラント治療で失敗・後悔しないために

歯周病にかからない

これからインプラント治療を受けようとしている方は、歯周病にかからないように注意しましょう。
歯周病は日本人の国民病ともいわれるくらい蔓延している感染症ですので、まずは発症の有無を確認しましょう。
もうすでに歯周病を発症している場合は、それが軽度であっても先に歯周病治療に専念した方が良いといえます。
インプラントは数ヶ月に及ぶ治療なので、その間に歯周病が悪化すると、インプラント治療そのものが失敗に終わってしまいます。

インプラント治療後も同様で、歯周病は可能な限り予防、あるいは早期発見・早期治療するに越したことはありません。
インプラントが抜ける主な原因ともなっていますので、定期的なメンテナンスを受けることはもちろんのこと、自宅でのセルフケアも徹底するようにしてください。

診療実績豊富な医院に治療を任せる

インプラント手術で失敗しないためには、これまでさまざまなケースに対応してきた歯科医院に任せるのが望ましいです。
インプラントの診療実績が豊富であるほど、治療の精度も高くなることでしょう。
また、院内の衛生管理を徹底している点も非常に重要なポイントといえます。

まとめ

今回は、インプラントが抜ける原因や抜けた場合の対処法について解説しましたが、それほど頻繁に起こるものではありませんのでご安心ください。
もちろん、治療後のセルフケア・プロフェッショナルケアを怠ると、そのリスクは明らかに高くなります。
これからインプラント治療を受けようか検討されている方は、その点もしっかり把握しておくことが大切です。
インプラント治療で失敗・後悔したくないという方は、歯科医院までご相談ください。

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