インビザラインの矯正を行う際にタバコは吸えるのか、喫煙者の方は気になると思います。
今日はインビザライン矯正中のタバコは可能か、リスクを含めて詳しくご紹介いたします。
インビザラインとは
ワイヤーブラケット矯正と比べて大きく異なる点は、患者様ご自身で矯正器具の着脱ができる点です。
アライナー(マウスピース)が半透明で、周囲の人に矯正治療中とわかることは少なく、食事の前に取り外しができるため、どのような食事も噛むことができるのが特徴です。
一日の間でおおよそ20時間以上は装着を必要とするケースが多く、歯科医師が指示した装着時間が守れない場合は、治療期間が延長する可能性があるのがインビザライン矯正です。
矯正中にタバコを吸うと起こるリスク
では、矯正治療中になぜタバコが良くないのか、リスクやデメリットなど理由をご案内します。
マウスピース矯正中にタバコを吸うとどうなるか
マウスピースを装着したままタバコを吸うと、ヤニやタールがマウスピースに付き、変色を起こします。
そのため、周囲にわかりにくいインビザライン矯正なのに、着色で装置が目立つことになります。
それ以外にも喫煙によりいくつかデメリットがあります。
- 喫煙習慣のない人と比較して、歯の動きが遅くなる
- 煙草を吸う度に歯磨きを行う人でなければ、口腔内はヤニで汚れているため、マウスピースに着色が付きやすい環境になる
喫煙は血液の流れを悪くする作用があります。
口腔内に多く血管は巡っており、煙草により歯肉の血管が収縮すると、しっかりと血液が流れず代謝が悪くなります。
歯列矯正には、骨の移動が必要であるため、骨を造るためには、栄養や酸素を運ぶ血液が必要です。
このことから矯正治療を考えられる際には、禁煙をおすすめします。
喫煙は血液の流れを悪くする作用があります。
口腔内に多く血管は巡っており、煙草により歯肉の血管が収縮すると、しっかりと血液が流れず代謝が悪くなります。
歯列矯正には、骨の移動が必要であるため、骨を造るためには、栄養や酸素を運ぶ血液が必要です。
このことから矯正治療を考えられる際には、禁煙をおすすめします。
タバコが口腔内に及ぼす影響
- 唾液の分泌が減るため、口臭が起こりやすい
- 血流が悪くなるため、歯周病になりやすい
- ヤニが歯の表面に付着することで、虫歯になりやすい
- 舌がんなどのリスクが高くなる
- 周囲の方に受動喫煙をさせてしまう
電子タバコや加熱式タバコならインビザライン中でもOK?
紙タバコではなく、電子タバコや加熱式タバコならば問題ないのではと思われるかもしれません。
電子タバコで有名なのはVAPE、加熱式タバコで有名なのはIQOSでしょう。
飲食店の一部の店舗で、紙タバコはNGだが、加熱式タバコはOKなどの表記を見かけることがあります。
電子タバコと加熱式タバコの違いはどのようなものでしょうか。
まとめ
日常的に喫煙をされる方は、矯正治療を開始する際、口腔内の状態を良くするためなるべく禁煙することが大切です。