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歯周病が進行すると歯槽骨が破壊され、歯が動き出して抜かなければならないこともあります。歯周病の恐いところは、初期のうちは痛みがあまり出ないということです。自覚症状がないうちに進行していることが大半です。
歯周病の自覚症状
- 歯をみがいたとき、出血する
- 歯肉にむずがゆい感じがある
- 口の中に嫌な臭いがある
- 朝起きたとき、口の中が粘る感じがする
- 物を食べるとき、歯がぐらつく
- 食べ物が歯の間にはさまる
- 歯肉がときどき腫れて痛む
- 歯がしみる
- 歯が長く伸びた感じがする
1つでもあてはまるなら歯医者さんで診てもらって下さい。
また、たばこと歯周病の間には関連性のあることがわかってきました。喫煙者の歯周病は、若い年齢で発症し進行が早く、治療しても再び悪くなりやすいのが特徴です。喫煙は3つの点で歯周病の進行を助長させます。
たばこの害とビタミンCの関係
- 喫煙によって末梢血管の収縮が起こり、血流を止めてしまい血液配給が阻害されます。
- 喫煙は動脈硬化を促進し、これも血流を阻害します。
- たばこを1本吸うごとにレモン1個分のビタミンC(25mg)を失います。
ビタミンCは成人病、老化、動脈硬化、癌から風邪まで防ぐ広い作用をもっています。
ビタミンCはコラーゲンという結合組織をつくるのに重要な役割を持っています。骨の重量の90%はコラーゲンでできています。
組織をつなぐセメントのような役割をするコラーゲンの形成が阻害されると、骨も歯槽骨もボロボロになります。こういった点でビタミンCは、骨の形成、強化には不可欠であるといえます。