親知らず抜歯

親知らず抜歯

有名女性タレントが親知らずを4本抜いて話題になっていました。
一般論として、萌出状態が不明なので一概に言えませんが、4本同時抜歯であれば、1日入院又はリスク管理体制が整備されている事が前提です。
忙しいは同時抜歯の適応理由にはなりません。
親知らずは抜歯後腫れる可能性がある部位なので、基本的には1歯ですが、同側であれば上下顎・上顎左右は可能ですが、下顎左右親知らず抜去は、抜歯窩が腫脹すれば咽喉圧迫が起こり、生命に影響する可能性があります。
抜歯後リスクの説明したのか、影響力のあるタレントなので、歯科医も断れなかったのか、自信があったのか興味あります。
数年前に亡くなりましたが、ワインが好きな有名な女優さんが、歯のホワイトニングで、高名な先生を受診し、専門家として納得できない白さだけが目立つ歯を要求されたそうです。
審美歯学を追求している先生ですので、信念と違うとお断りしたそうです。
その後、テレビで拝見した事がありましたが、形態や色調が顔貌や口元にマッチしているように思えませんでした。
様々な化粧や服装があり表現の自由でしょうが、医学的根拠の無い医療は遠慮したいです。
しかし、35年前に、都内でホステスさんを多く診ていた先輩から、薄暗い照明下で仕事する女性には、夜の仕事に適した蛍光発色する歯が、きれいに見えたそうです。
昼間は残念だそうです。
考え直してみると、女優さんは舞台に多く出演されていたので、照明の当たった舞台上でのスターとしての姿を観客に見せる事を考えたプロと思うことにしました。

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