フッ素でむし歯予防

フッ素でむし歯予防

虫歯で歯に穴のあくプロセスは以下のようにしておこります。

  1. 歯の表面に歯垢(しこう)=プラークという細菌の集まりができる。
  2. 歯垢中の細菌が食べ物の中の糖分を利用して、酸を作る。
  3. エナメル質(外から見て白く見える歯の部分)がその酸によって溶かされる脱灰(だっかい)がおこる。
  4. 脱灰が進行して歯に穴が開く。

歯の表面はエナメル質でできています。

エナメル質を作っているのはハイドロキシアパタイトというカルシウムやリン酸で構成されている物質ですが、フッ素を作用させることによりフルオロアパタイトという物質になります。

このフルオロアパタイトは細菌が作る酸に対して強いため歯が溶かされにくくなり、結果虫歯になり難くなるという訳です。

トレーを口の中に入れ上5分・下5分おきます。施術後30分は洗口や飲食は禁止です。

これは唾液中に残ったフッ素が歯に取り込まれるのに必要なためです。

ですから、フッ素入りの歯磨き粉を使用した後も同じようにあまり洗口しすぎず飲食も避けてくださいね。

生えたばかりの永久歯に定期的(3~6ヶ月ごと)に塗布する事が望ましいので、定期健診の度にやると良いと思います。

※フッ素塗布は予防処置なので保険治療対象外です。

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