歯周病は高血圧や糖尿病と同じ生活習慣病であることを厚労省が認め、歯周病がお口の中を治療するだけでは改善が難しい事が知られてきました。
正しい食生活・生活習慣と言葉では簡単に言えますが、現実的には大変困難な事です。
歯周病治療・全身の健康の為にサプリメントの利用をお勧め済ます。本気の方必須!
・腸内細菌叢の改善
・活性酸素対策
・体質改善
上記の3点は、すべての生活習慣病の改善に良い影響を与えると思います。
そして、お口の細菌叢に効果のある歯磨剤の使用をお勧めします。
「受付」は薬剤師・臨床検査技師の国家資格を有し、昭和大学では漢方研究会に属した経験から、
健康アドバイスをしたいと思います。
歯周病と歯磨剤
坂詰歯科医院では歯周病治療効果を高める為に歯周病に特化した歯磨剤を使用しています。
・A歯周病菌を抑える歯磨剤
・B歯肉活性化歯磨剤(歯周治療の補助・促進剤)
・C歯周組織回復補助歯磨剤
の3種類の歯磨剤を歯肉症状と位相差顕微鏡結果に合わせて使用していただきます。
歯周病菌を抑えるA歯磨剤を基本として、
・比較的軽度の方は歯肉を活性化し、歯周組織を回復させるB歯磨剤
・中等度又は炎症の強い方はC歯周組織回復補助歯磨剤
を追加使用します。
B歯磨剤は組織修復を促し、血行を促進して代謝を高めます。
C歯磨剤は、生薬成分(漢方薬)で構成され、歯周病菌に対して、高い除菌・抗菌作用がありますが、抗生剤と違い耐性菌問題を起こさないので、安心して長期使用できます。
C歯磨剤は、当院での歯周病治療を受診している方のみに限定させていただいております。
歯周病と糖尿病
糖尿病治療のガイドライン(治療指針)によると
糖尿病の合併症は
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病腎
- 糖尿病神経障害
- 歯周病 歯周病⇔糖尿病には因果関係
歯周病は糖尿病を悪化させる要因⇔歯周病治療により血糖値が下がる(糖尿病治療)
糖尿病コントロールできると⇒歯周病の発症や進行を抑える事ができます。
健康な人であれば、体の中の免疫機構は正常な働きをし、歯周病細菌に抵抗性を示すので、歯周病の進行を多少なりとも抑えます。
糖尿病になると、歯周病菌に抵抗するはずの免疫機構に障害がでます。
・糖尿病患者の約半数に好中球(免疫細胞)の機能低下
・歯肉自体の状態が悪化(歯肉の大部分であるコラーゲンの新陳代謝の低下)
・血管の状態が悪化し、免疫細胞がうまく移動できない(血管基底膜の変化)
上記の事が進むと、歯を支える骨がさらに溶けやすくなったり、歯肉がただれたりします。
※内科疾患(糖尿病・菌血症・感染性心内膜炎・狭心症・心筋梗塞・脳卒中・アルツハイマー型認知症・誤嚥性肺炎・関節リウマチ)と歯周病の関連性は歯周医学として、徐々に認知されています。
※歯周病菌は全身病に関係しています。理解する気の無い医師は存在しますので、歯周病の進行度、治療の必要性等は歯科医師にご相談してください。
歯周治療に通っても、歯磨きを頑張ってもなかなか成果の現れない人へ
歯医者さんには定期的に通っていても
毎日歯磨きを頑張っていても
なかなか歯茎が改善してこない・・・
チェックしてみてください!!
何か思い当たる事はありませんか?
□ 風邪をひきやすく、長引きやすい
□ 生活が不規則
□ 食生活が乱れがち
□ 好き嫌いが多い
□ 貧血気味
□ 疲れている、何となくだるい
□ ストレスがたまっている
□ 口内炎やニキビ、吹き出物ができやすい
□ 喫煙者である
そんな方は、免疫力が低下している恐れがあります…
免疫力が下がっているといけないの??
免疫力とは
体外から侵入してきた病原菌や体内で発生したガン細胞などを駆除し、体を守る仕組みのことです。
免疫力が低下すると
頭痛や肩こり、腰痛、カゼをひきやすい、疲れやすい、肌荒れなど全身に不調がおきやすくなります。
そして、歯周病も免疫病の1つ!!
一般的に中高年になると生活習慣病を発生しやすくなるのも、免疫力低下と密接な関係があります。
免疫力の低下を事前に察知して、食事や生活習慣を見直し健康維持に心がけましょう。