医療先進国ドイツで生まれた「テレスコープシステム」

医療先進国ドイツで生まれた「テレスコープシステム」

医療先進国ドイツで生まれた高品質、生体安全性、長期安定性、快適性を追求した精密義歯治療です。クラスプ(支える歯にかける金属のバネ)を一切使用しないので、大切な方との会合の際に気づかれることはないでしょう。会社の会議や食事中に入れ歯が外れる、揺れる、落ち着かないということはありません。

テレスコープシステムの適応症は幅広く、1本の歯の欠損から総義歯に近くなるまで対応できます。健康な歯にクラスプをかける従来の方法とは異なり、個々の歯にかかる負担が少なく、残っている歯全体で力を受け止めるため、歯の喪失も予防できます。装着後にトラブルが起きても修理可能です。そのままの入れ歯で修理をしながら長く使うことができるのが、大きな特長のひとつです。

テレスコープシステムの種類

1.コーヌステレスコープ

コーヌスクローネは、入れ歯の固定方法としてクラスプ(金属のバネ)ではなく、二重冠のはめ込み式(内冠に外冠をはめ込む)機構を用いた入れ歯です。残存歯に内冠を被せ、入れ歯側に内冠に適合する外冠を装着します。内冠に外冠をぴったりとはめ込みます。コーヌスクローネが入れ歯を固定する維持力は内冠と外冠の摩擦力です。
これは茶葉を入れる茶筒に近いイメージになります。茶筒の蓋は本体を強く振っても外れませんが、蓋にゆっくりとした力を加えると簡単に外れます。

コーヌステレスコープの製作手順

1.支台歯(入れ歯を支える歯)の形を整えます
2.支台歯の上に金属冠(内冠)を被せます
3.その上に入れ歯(外冠)を被せます
といった手順で残った歯を活かして入れ歯を固定する手法です。

良い入れ歯の条件は、良く噛める・痛くない・壊れないなどの要素がありますが、そういった要素は義歯と支台の歯との連結部分にあります。義歯がしっかりと固定されれば、多くの問題は解決するからです。

従来の義歯と支台の歯をつなぐ装置は各方向の力に対して不安定です。あそびが必要以上に多く、その結果、義歯が割れたり、床が当たる粘膜部分が痛かったりなどします。

リーゲルテレスコープとは

入れ歯の内側にリーゲルレバーという開閉装置が組み込まれています。
このレバーを開くと入れ歯を簡単に外すことができ、閉めると入れ歯は固定され動かなくなります。リーゲルとはドイツ語で「かんぬき」のことでこれを維持装置に使っています。

リーゲルテレスコープの製作手順

1.まず、リーゲルの土台となるパーツの  装置を装着します。土台の残っている歯を最小限の削って土台を装着できるように形を整えます。土台にはかんぬきを差すための穴があいています。

2.そこに入れ歯の部分のリーゲルレバーというかぎをはめこむことで入れ歯は固定されてはずれなくなります。

3.見えないところにかぎをつけるために保険のクラスプのように見栄えが悪くならず、笑ったときに見えるのは白い歯だけです!入れ歯を外す時は、リーゲルレバーをはずしてあげれば「スッ」と  簡単にはずれます。

4.また普通の部分入れ歯は残っている歯がだめになったときに作り直さなければならないが、リーゲルテレスコープは修理して長期間使用することが可能です。

日本では高度な知識と技術を必要とするのでしっかりと経験を積んだ歯科医師、歯科技工士が少ないので、まだまだ一般的な治療法ではありませんが、がっちりと装着でき、口の中では咬んだとき、全くぐらつくことがないので硬いものでもしっかり咬むことができます。取り外し式の部分入れ歯としては究極の入れ歯であると確信しています。

レジリエンツテレスコープとは

レジリエンツテレスコープは、残っている歯が片顎3本以内の場合に適応されます。残っている歯が少ない場合は、できるだけ歯に負担がかからないようにする必要があります。そのため、レジリエンツは、入れ歯を歯で維持するのではなく、粘膜で維持する設計となっています。粘膜は入れ歯により沈み込むため、内冠と外冠の間には沈み込む分の隙間を空けて作ります。噛む力が内冠を被せた残存歯に伝わるため、歯が1本残っているだけでも、通常の総入れ歯とは使用した感覚が全く違います。

初めて入れ歯を作る方にもお勧めしたい入れ歯です

もしあなたが若くして歯を失った場合、その歯を補うために他人から見てわからないようにすることが大切なのは言うまでもありません。

若い方のほとんどがインプラントを選択するのはこのような理由からでしょう。ただ当院ではインプラントにしようかどうか迷って来院され、患者様のご要望をしっかりとお聞きした上でテレスコープをご提案し、インプラントをせずとも機能を回復し、見た目にもわからないため、非常に満足いただいております。

患者様の中には金具がみえるのが嫌だから、インプラントにしたとの意見をよく聞きます。もし金具がみえない自然な入れ歯があったら…
インプラント以外のもう一つの選択肢として考えることができますよね。当院でお勧めしている、テレスコープシステムは金具がないため、入れ歯であることがわからないばかりか、よく噛めるため、ご自分の歯の一部として使っていただいております。ドイツでは100年以上の歴史があり世界で信頼されている入れ歯ですが、日本ではまだ広まっていません。

  • 金具がないため、入れ歯であることがわからない
  • よく噛めるため、ご自分の歯の一部として使える
  • ドイツでは100年以上の歴史があり世界で信頼されている

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