歯周病が起こす新型コロナウイルスのリスク

歯周病が起こす新型コロナウイルスのリスク
  • 亡リスク     8.8倍
  • 集中治療リスク   4.6倍
  • 人工呼吸リスク   3.5倍

歯周病は以前、歯槽膿漏と呼ばれ歯茎が腫れ歯茎から膿がでる口腔内の慢性的な感染性の炎症でした。

歯周病を放置すると、歯周病の毒素である炎症性サイトカインが増加し、この炎症性サイトカインであるインターロイキン-6のレベルの上昇がコロナ入院患者の呼吸不全や人工呼吸器を必要とする状態となる強力な予測因子となることがわかってきました。

コロナの重症例の患者は、炎症マーカーや細菌のレベルが高い傾向があり、口腔衛生状態の悪さがコロナ患者の合併症の危険因子となる可能性があるといわれます。

したがって、
口腔衛生状態の改善により口腔内の細菌重複感染のリスクを減らすことが大切とかんがえられます。

米国疾病予防センター8月24日の報告によりますと、ワクチン未接種者は接種者に比較して

  • 感染率    4.9倍
  • 入院率    29.2倍

感染しやすくまた重症化しやすいと報告されています。

ラムダ株は感染力が非常に強力ですが感染しないためにも、第一にコロナワクチンの接種をし、もう一度基本にもどり3密(密閉・密集・密接)をさけ、マスク・手洗い・うがいを徹底し、むし歯・歯周病を治療して口腔衛生状態の改善が重要と考えられます。

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