「上下顎同時印象法」超精密入歯

「上下顎同時印象法」超精密入歯

総入れ歯の大家とされる先生でも、患者様のお口の中の型を取る時に、上アゴと下アゴを別々に行い、最後に上下を合わせているのが現状です。現在でもこの方法が主流ですが、この方法では、上下の入れ歯がうまく噛み合わないのです。

例えば、ホタテ貝やハマグリなどの貝殻を思い浮かべてください。もともと2枚1組であり、他の貝殻と組み合わせるとちぐはぐしてしまうのは無理もありません。総入れ歯も同様で、“上下別々に型取りするより、上下セットで型取りすることで、噛み合わせの良い、お口に合う総義歯がつくれる”というのが「上下顎同時印象法」の基本となる考え方です。

ただこの考えはあくまで基本的なことで、上下セットで型取りを行うことだけが「上下顎同時印象法」の真髄ではありません。例えば私たちが食事をするとき、お口の中の筋肉がどのように働いているか、ちょっと想像してみてください。つばを飲み込むとわかりやすいと思います。この「飲み込む」ときの口内の動きまで、考えて作られています。

「上下顎同時印象法」により制作する総入れ歯は、お口の中の全ての情報を記録し、正確に再現できるので噛み合わせも良く、外れにくい、自然な着け心地を実現します。材料が良くなっただけで、あとは保険適応の入れ歯とたいして変わらないというわけではありません。保険適応の入れ歯との比較を簡単に下記にご説明いたします。

保険診療の入れ歯は安価ですが、最低限の機能を果たす一方、自費の入れ歯はより自然な使用感と見た目を追求した仕上がりになっています。

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