子どもがむし歯にならないためにはどうすればいいの?

子どもがむし歯にならないためにはどうすればいいの?

小さい頃から歯みがきの習慣が身に付け、定期的に歯科医院で健診を受けていることで、大人になってもむし歯や歯周病になりにくい口内環境を作ることができます。

むし歯にならない方法

お子さんの一生のお口の健康を左右するのは小さい頃のお手入れだと言われています。いくつかの研究論文によると、3歳までにむし歯があるお子さんは永久歯に生え替わってもむし歯になりやすいということが分かっています。その理由は、普段から甘いものをよく食べたり、正しい歯みがきが身に付いていなかったりという、生活習慣によってむし歯になりやすい環境が続いてしまっているからと考えられています。

小さなお子さんのお口の健康を家庭で守るためには親御さんの意識の高さ、正しいお手入れの知識が不可欠です。正しい歯みがきを心がけ、定期健診を受けたりすることでお子さんの大切な歯がむし歯になるリスクを減らしましょう。

正しい歯みがき習慣

生後6ヶ月頃になると乳歯が生え始めるので、最初はガーゼなどで歯の表面を拭き取ってあげてください。自分で歯ブラシを持てるようになったら、歯みがきを教えていきます。小さなお子さんは歯みがきを嫌がったり、お口に歯ブラシが入ると苦手に感じたりするものです。しかし、できるだけ早い段階で歯みがきの習慣を身に付けておかないと、むし歯になりやすく、お子さんが辛い思いをしてしまいます。とくに乳歯は歯質が弱く、むし歯になりやすいので親御さんがしっかり見てあることが大切です。

お子さんの歯磨きのコツ

  • 歯ブラシはお子さんのお口に合わせてブラシが小さいものを選びましょう。奥歯までしっかり届き、みがき残しがなくなります。
  • 睡眠中はお口の中に菌が繁殖するので、寝る前には必ずみがきましょう。
  • 小さいお子さんがひとりで隅々までみがくのが難しいので、最後にお母さんが仕上げみがきをしてあげましょう。中学に入る前まではチェックしてあげてください。
  • 理想的な歯みがきの時間は5分~10分です。少なくとも3分以上かけてしっかりみがきましょう。

健康的な食事やおやつ

毎日の食事やおやつでどんなものを食べているかは、お子さんのお口の健康にとって重要なポイントです。健やかな歯を作るためには、顎が正常に成長する必要があります。柔らかなものばかり食べていると、顎が小さいままで歯の成長を妨げることがあるのです。お子さんには歯ごたえのある食べ物をとる食習慣を心がけてあげてください。

また、一度にたくさん食べられない小さなお子さんの栄養源としておやつは大切です。その際も砂糖が多く使われた市販のお菓子だけでなく、果物や芋などを取り入れて栄養のバランスをとりましょう。

歯医者さんで定期健診を受けましょう

乳歯が生えそろってきたら、むし歯になっていないか歯科医院で定期健診を受けるようにしましょう。
むし歯の早期発見や歯みがきの指導など、お子さん一人ひとりに合わせたケアを行ないます。詳しくは「子どもはいつから歯医者に通えばいいの?」をご覧ください。

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