気がつくと、かみしめていることがあります。

気がつくと、かみしめていることがあります。

ときどき顎が痛くなることがあるのですが、何か治す方法はありますか?

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TCH(歯列接触癖)だと思います。TCHとは、TOOTH(歯)CONTACTING(接触)HABIT(癖)の略です。

上下の歯の接触と聞くと、一般的には「かみしめ」や「食いしばり」を思い浮かべますが、実際にはグッと強い力でかみしめや食いしばりをしなくても、上下の歯が接触する程度でも、筋の緊張や疲労が生じます。

歯のトラブルの元凶はTCHにあり

TCHとは、”Tooth Contacting Habit”(歯列接触癖)の略で、上下の歯を”接触させる値のことです。上下の歯の接触と聞くと一般的には「かみ締め」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力でかみ締めや食いしばりをしなくても、上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。

歯が接触していると、口を動かす筋肉(咬筋や側頭筋、内側翼突筋)が続け、歯や歯周組織に過大な負担がかかります。

その結果、歯が折れたり、入れ歯が壊れやすくなったり歯が動揺したりと口腔内にも悪影響を及ぼします。1日に数時間も上下の歯が触れるような重度のTCHがあると、ダメージは深刻です。

TCHを治すには

ステップ1(動機付け)

  • 歯が接触したとき、頬の筋肉が働くのをまず確認してみる
  • 強くかみしめなくても筋肉が使われ、疲労する
  • 無意識の行動が自分を傷つけていることを意識する

ステップ2(習慣是正行動)

  • パソコン、洗面所などの身の周りに歯が接触していることを気が付かせる
  • 張り紙しておき、歯の接触に気が付いたら脱力して歯を離す
  • これを毎日繰り返して“条件反射”にする

ステップ3(逆転行動の促進)

  • 張り紙をしなくても歯の接触に気がつくようになったら、その条件反射として脱力できるようになる
  • そうなると口に違和感がなくなり、歯が離れているほうが楽に感じるようになります。

 

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